西都大宰府の空に

西都大宰府を中心に文化財、史跡、名勝、研究会等を紹介していきたいと思います。更新ペースは気ままにまったりの予定。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

第30回中世土器研究会 2011年度大会

例年行われている中世土器研究会の大会の案内が届きました。

今年は若手の研究成果を出す場のようです。
自分は何もできず中年と呼ばれる年になっておりますが…。

あと、今年の大会はちょっと参加が厳しい情勢で、残念です。


 各位

 いつもお世話になっております。

 恒例の大会も第30回となりました。本年は「新世紀の土器・陶磁器研究」と題しまして、
各地の若手のみなさまにご報告をいただき、研究の来し方行く末を議論できればと考えて
おります。12月3・4日、京都府中小企業会館で開催いたします。ご多忙のところ恐縮
ですが、ふるってご参加くださいますようお願い申し上げます。
 詳細は別添の大会チラシ(pdfファイル)をご覧ください。




日本中世土器研究会 事務局
中井 淳史
chudoken@hotmail.com
http://www.chudoken.com/


スポンサーサイト
続きを読む
  1. 2011/10/24(月) 23:28:27|
  2. 研究会
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

第29回中世土器研究会に参加

下記の研究会に参加してきた。ここ数年、毎年参加している。福岡から関西の研究会に参加するのはなかなか大変だが、年に1回ぐらいは研究の最前線の風にあたることは、自分にとっても意味があることだと思って参加している。

今年は、「和泉型瓦器椀を考える」というテーマで開催された。

課題として、和泉型瓦器椀の考古学的な観察による分類と胎土分析結果に意味がある対応関係が認められるかどうかだった。分析の結論としては、前から言われていた和泉型瓦器椀の小地域性の抽出には至らなかった。大阪府下出土試料からはA領域とB領域の二つの領域が設定できたが、南部地域がA領域ににまとまる傾向が認められた。

個人的には、佐藤亜聖氏が提示した大阪府下での4つの領域設定が興味深い。その4つ領域は大別2種にわけられるという。1つは、領域1的な仮称1類(暗文は不規則か平行線、口径の割りに器高が低い、ヘラミガキは太め、イブシは良好、高台四角形)、もう1つは仮称2類(領域1以外のもの)(暗文は多様、器高は高め、磨きはやや細い、南に行くほど焼成不良が多い)である。

四国の報告得に徳島からは、胎土分析でも突出したデータを示していた個体が、おそらく紀伊型であることが指摘されていた。紀伊平野というより、もっと南の御坊地域のものであるという。



2010年 10月
各位
中世土器研究会
代表森島康雄

第 29回中世土器研究会のご案内

拝啓時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。日ごろは当研究会の活動にご指導
ご鞭撻たまわりまして深くお礼申し上げます。
さてこのたび、第 29回中世土器研究会「和泉型瓦器椀を考える」を下記の要領で開催するは
こびとなりました。みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げます。
敬具

第 29回中世土器研究会「和泉型瓦器椀を考える」

和泉型瓦器椀は近年、西日本の各地で出土することが知られるようになり、中世前期の流通
を物語る土器として注目されてきましたが、一方で大阪府下の出土例との相違から、在地で生
産された可能性も指摘されつつあります。同時に、和泉においても複数の生産地が存在してい
たことが明らかになってきています。和泉型瓦器椀の詳細な分析は、流通のみならず土器生産
の様相を考えるうえでも重要な鍵となり得るのです。

このような認識をふまえ、今回の研究会は「和泉型瓦器椀を考える」と題し、胎土分析をと
りいれた検討をおこないたいと思います。関係各機関のご協力をいただき、生産地で出土した
資料と、四国を中心とした各地の出土資料の胎土分析をおこなって相互に比較するとともに、
その結果が、属性分析に基づいた考古学的な産地の識別とどこまで合致するのかを検討します。
和泉型瓦器椀を媒介とした流通や生産の実態を明らかにするのみならず、これまで研究会です
すめてきた考古学的分析の反省にもつながる貴重な機会になると考えております。

実物を前に議論できる研究会にしたいと考えております。各地の資料を持ち寄ってご参加い
ただければ幸いです。

日時:12月 4日(土)・5日(日)

共催:大手前大学史学研究所

場所:堺市博物館
〒590-0802堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁
大仙公園内
Tel.072-245-6201
JR西日本阪和線・関西空港線「百舌鳥」
駅下車徒歩 6分
南海バス「堺市博物館前」下車徒歩 4


参加費:1500円程度

*堺市博物館入館料 200円を別途ご負
担ください。

日程:*題名は変更することがあります。

12月 4日(土) 13:30開場
14:00~14:10開会挨拶、事務連絡
14:10~14:50基調報告「和泉型瓦器椀を考える-研究の課題と視点-」
 森島康雄(ふるさとミュージアム山城)

14:50~15:30報告「大阪府下における和泉型瓦器椀の地域性抽出とその意義」
 佐藤亜聖((財)元興寺文化財研究所)

15:30~16:10休憩・遺物見学

16:10~16:50報告「大阪府南部における和泉型瓦器椀受容の一様相」
 藤田徹也((株)アート)

17:30~懇親会(未定)会費 4000円程度

12月 5日(日) 9:30開場

10:00~10:40報告「吉備の瓦器椀からみた中世前期の流通関係
-瓦器椀・土師質土器椀・備前焼椀-」
 草原孝典(岡山市教育委員会)

10:40~11:20報告「四国東部の和泉型瓦器椀の様相」
 大川沙織(徳島市教育委員会)

11:20~12:00報告「四国西部における和泉型瓦器椀の様相」
 徳平涼子((財)高知県文化財団埋蔵文化財センター)

12:00~13:00昼食・遺物見学

13:00~13:40報告「蛍光 X線分析法による瓦器椀の胎土分析」
 白石純(岡山理科大学自然科学研究所)

13:40~14:10休憩・遺物見学

14:10~16:00討論

16:00~16:10閉会挨拶

*宿泊の周旋はいたしておりません。
*当日は展示スペースを用意いたします。資料をお持ちいただければ幸いです。
*図書交換をご希望の方は、設営の都合がございますので、あらかじめ事務局までご連絡
ください。
参加ご希望の方は、ご住所・ご氏名・ご所属・懇親会参加の有無を明記のうえ、下記事務局
まではがきか電子メイルにてお申し込みください。
申込先〒611-0002宇治市木幡中村 37-1-314中井淳史宛
E-Mail:chudokenあっとまーくhotmail.com

  1. 2010/12/05(日) 23:15:56|
  2. 研究会
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

「地元学事始め-太宰府の地元学に期待するもの-」

財団法人 古都大宰府保存協会主催
太宰府市民遺産を考える
演題「地元学事始め-太宰府の地元学に期待するもの-」
発表者:吉本哲朗氏(地元学ネットワーク主宰)


表題の講演会が、3月5日14~16時で、太宰府市の太宰府館で行われた。
聴講できたのでその記録を残しておく。
感想としてはなかなかおもしろかった。吉本氏のしゃべりは独特のテンポと強弱、そして笑いがあり、観客を飽きさせなかった。
地元学という観点で地域を見直すことは意義があることだし、なによりもその概念がわかりやすいと思った。


要点
・地域、それぞれに思想・哲学・美学がないのが問題だ。
・水俣で地元学に気づいた。水俣病の患者さんに教えられたことが多い。
・地域のことはないものねだりではいけない。足元を見直して自分で調べることで、あるものとあるものを掛け合わせて新しいものをつくるのが地元学。
・まず地域の地理・歴史を押さえる。それにより文化が生まれている。
・3つの元気(人、自然、経済)と3つの経済(消費経済、共同経済、自給自足)を組み合わせることで地域が生きる。それぞれのバランスが大事。
・風景作り。懐かしい日本をつくろうじゃないか。
・水俣市頭石(かぐめいし)地区 村丸ごと生活博物館 が良い例になる。http://www.minamatacity.jp/related_group/muramaru_group/index.htm
・火に当たって話をすると人々に活気が出る。
・肯定から入ること。否定から入らない。
・なにごとも40点主義がいい。最初から完璧を目指すと頓挫する。


テーマ:展示会、イベントの情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2009/03/05(木) 23:17:34|
  2. 研究会
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

太宰府市地域資料情報交換会 備忘録

研究会といっても身内でやっている勉強会なのですが、はや3年、通算11回を数えています。
残念ながら自分は参加することがなかなかかなわなかったのですが、環境が変わったので今後は参加し易くなりました。今後に期待しております。

しかし、市内の大字はかなり制覇しているような気がします。
また別の切り口で考えていってもおもしろいかもしれませんね。

2005.12.16 第1回  内山地区  発表者:朱雀(市史)
2006.2.16   第2回  吉松地区  発表者:内山(市史)
2006.3.28  第3回  国分地区  発表者:重松(市史)
2006.6.1   第4回  坂本地区  発表者:朱雀(市史)、山村(文化財)
2006.7.27  第5回  大佐野・向佐野地区  発表者:内山(市史)、山村(文化財課)
2006.10.12 第6回  水城地区  発表者:重松(市史)、宮崎(文化財課)
2007.1.17   第7回  北谷地区   発表者:朱雀(市史)、山村(文化財課)
2007.3.15  第8回  通古賀地区 発表者:内山(市史)、井上(文化財課)
2007.7.19   第9回  観世音寺地区  発表者:重松(市史)、山村(文化財課)
2008.5.22   第10回  高雄地区  発表者:朱雀(市史)、山村(文化財課)
2008.7.31   第11回  松川地区  発表者:藤田(市史)、宮崎(文化財課)
  1. 2008/11/12(水) 10:52:21|
  2. 研究会
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

太宰府の景観まちづくりフォーラム 参加レポート

参加のメモを起こしてみました。市民向けのフォーラムとしては、これぐらいのレベルが良かったのかもしれません。もうすこし工藤先生の話を聞きたかったですね。

あと、市長の話は長すぎでした。20分もオーバーするのは常識ではありえません。せめて5分でしょう。内容も半分は選挙演説でした。あれを削ればちょうど良かったはず。裏方の市職員では、市長に巻きがだせなかったのでしょうねえ。(苦笑 まあ、仕方ないか。

あと、市長はまだ特別史跡水城跡の前面に道の駅をつくる計画をもっていたのね…。
どんだけ金がかかるのやら。まあ、現実的には無理だね。移転の金銭的な意味で。

太宰府市も景観行政団体になったのだから、有言実行していって欲しいですね。

【市長挨拶及び講演】井上保廣 太宰府市長
市内のどこにいっても文化を感じられる町づくりを目指す。
協働のまちづくりが今後の基本だ。
行政が上から住民へ向けて規制をするのではなくて、行政=住民という同等の立場で町づくりを進めることが理想的。
特別史跡水城跡の博多側に道の駅を作りたい。
市域の約15%が史跡地で、そのうち48.89%を買い上げて公有化している。46億円を費やしている。
景観行政団体になったこともあわせて、景観まちづくりをすすめていきたい。
宝満山から四王寺山、そして水城跡をつなげることで美しい景観を守っていきた。
今後は市民遺産を守っていくうえで、市民会議を立ち上げて協働していく。
水城跡の整備を今後のモデルケースにしたい。

【講演】工藤卓先生
まほろばの里構想は素晴らしい。司馬遼太郎が青森を「北のまほろば」と言ったが、太宰府は、「西のまほろば」と称していくべきだ。
土地の霊(ゲニウス・ロキ)を感じる景観にしていくべきだ。
日本古来の町づくりの技法として、13の技法がある。
1.あられ 2.平畠(まちがいかも?) 3.折れ曲がり 4.ゆがみ 5.凹み 6.隅違い 7.隅かけ 8.障り 9.盗み 10.生け捕り 11.男坂/女坂 12.ひもろぎ空間 13.見え隠れ

日本独特の景観の技法として、風景を借景して生かすというのがある。
真鶴町まちづくり条例「美の基準」」が参考になる。
1.場所 2.格付け 3.尺度 4.調和 5.材料 6.装飾と芸術 7.コミュニティ 8.眺め

1)8つの基準
真鶴町では、この「美」を個人的な主観としないために,8つの原則(基準)をたてました。
 考え方のヒントとなったのは、かつての美しかったイギリスの歴史的建築物が、次々と取り壊されていくことを心配したプリンス・オブ・ウェールズ、チャールズ皇太子が著した「英国の未来像-建築に関する考察」(出口保夫訳、東京書籍1991年)です。この著書でいわれている「建築の10の原則」は、遠い国のことでありながら、都市に住む人間にとって、国や時間を超えて共通の普遍性をもつものでした。

2)基準の概要
 デザインコードの「美の基準」は、この基準をよく理解するために具体的な手がかりを掲げ、そしてそれらを簡潔に表現する基本的精神を示しました。

3)全体のつながり
 8つの基準はひとつひとつ重要であると共に、全体としてこれらがまとまっていることが必要です。これが「美の基準Ⅱ」で紹介する「つながり」です。

4)基準の詳細
詳細は、この全体のイメージを具体化するものです。「美の基準Ⅲ」は、これをキーワードとしてあらわしました。

5)参加
 「美の基準」は、強制されるものではなく、みんなで創っていくものです。従って、この「美の基準」には誰もが参加できます。
 ここで示された「美の基準」は、参加によって修正されたり蓄積されたりしていきます。
 この実験は、長い間続けられることによって、必ず真鶴町を「美しく豊かにしていく」ものと信じています。



景観にはみえない軸線が大事。四王寺山から政庁跡、そして条坊跡につながる軸線を大事にしていきたい。

景観にとって何をしたらいいか。まず木を植えよう。
市民遺産のオムニバスルートをつくり、まほろば号を走らせよう。まほろば号のデザインはデザインを変更して、長くみなに愛されるものにしよう。

【パネルディスカッション】「協働による景観まちづくりの進め方」

(弘氏)萩市での取り組みは、参考になると思う。町づくりは首長の強い意志が必要。萩にはそれがあった。市民の協力がないと残せない。たとえば、重要伝統的建造物群、重要文化的景観などもまず住民がその意味を理解しもらっていないとたんなる規制の押しつけになったしまう。それでは長続きしない。

(大隈氏)御笠川の清掃をしているが、基本的に川の汚れが気になるひとが初めて続いている。皆がもっている川の原風景を大事にしたい。大きなことはできないから、まずは川掃除をしている。

(城戸氏)まず、文化財課技師がこの場にいることが20年前だと考えられないことだ。昔は建設課(都市計画)とはたてるたてないの喧嘩ばかりだった。お互いに歩み寄れたのは素晴らしいこと。景観を含めて文化財は過去から受け取ったもので、未来に送る贈り物だが、それをそのまま送ってしまっていいのか。この時代に生きるひとの想い、魂を込めるべきだと思う。

(江頭氏)福岡県としては太宰府市が景観団体になったことを応援している。できれば、近隣市も巻き込んで広域での景観保存に努めて欲しい。そのためにはイメージの共有化をはかることが望ましい。まずは色と看板の統一から始めるのが成功しやすい。

(工藤氏)市民の力を集めよう。特にそろそろ団塊の世代が活躍すべきだ。学習指導要領も変わってくるので、それを大事にして子供の教育にも力をいれる。子供を家から出して町に連れていくのが始まりになる。

【質疑応答】
(質問者)総論はとてもためになったが各論として問題があるのではないか。四王寺山の麓に高い建物が建つことについて市はどう考えているのか。

(回答)まず、そういう意見を市民からあげてもらわないといけない。ゾーン分けをしていくべきだろう。規制が無いところだから何をしてもいいというわけでもない。今後とも市に要望して行ってほしい。

テーマ:勉強 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/08/24(日) 17:36:20|
  2. 研究会
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

高橋 学

Author:高橋 学
筑紫の地ではや15年。月日は百代の過客。

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

最近の記事

写真

各地の写真

カテゴリー

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。