西都大宰府の空に

西都大宰府を中心に文化財、史跡、名勝、研究会等を紹介していきたいと思います。更新ペースは気ままにまったりの予定。

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太宰府天満宮 鷽(うそ)

太宰府天満宮の手水舎の東側にある銅製の鷽像は、嘉永5年(1852)に奉納されたもので、天満宮の守り鳥として有名です。毎年1月7日に行われる「鷽替神事」の主役の鳥です。このお祭りに参加すると、1年中の嘘を天神様の誠心と取り替えてもらい幸福になると言われております。

画像を見てもらうとわかりますが、とても可愛いです。

銅製鷽002

銅製鷽001

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テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2007/08/26(日) 22:44:13|
  2. 筑紫の文化財
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福岡のばけもの展

20070821184141

鑑真特別展のついでに、市博物館常設展も見て回りました。

常設展1は前とあまり変わらず一通りみてまわるぐらいでした。いつも思いますが、陶磁器類の充実は凄いですね。それに比べて文献・絵画関連は複製ばかり…。自前の資料でやるのが基本ですが、もう少し良い資料を取りそろえてもらえると、常設展示の人気が高まるかもしれませんね。

さて、常設展2は部屋ごとにテーマがちがっていたのですが、これがなかなか面白い展示でした。
特に僕が興味をひかれたのが、タイトルにあげた『福岡のばけもの』展です。

1.ばけもの大集合
福岡市博物館が所蔵する『怪奇談絵詞』に登場する福岡のばけもの八件を紹介しています。

・唐人町のくちばし犬
・糟屋郡の白いばけもの
・穂波郡の老婆の妖怪
・上座郡の野女
・宗像郡の怪獣
・宗像郡鐘崎浦の海獣
・那珂郡の見越入道
・上座郡のうぶめ

意外とメジャーな見越入道とうぶめが入っていますね。あと、海獣はどうみてもいまもいう海獣のトドかアザラシでした。

2.信仰されるばけもの
博多龍宮寺に伝わる「人魚の骨」。寺伝によれば貞応元(1222)年に人魚が捕まえられたらしいです。江戸後期に編纂された「筑前国続風土記拾遺」には安永年間(1772~1781)に境内地から怪しい骨が掘り出されたとされており、現在寺に伝わっている謎の骨がこれにあたるのではないかと言われております。
驚いたのは、この骨を盥にいれてその水を長寿が叶う水として、人々に振る舞ったという伝説が残っていることです。

3.けものとばけもの
あと、江戸時代に福岡地方で起こったばけもの騒動を2つ取り上げています。
・上座郡阿弥陀ヶ峰の老狸
・宗像郡本木の怪獣
とくに本木の化け物については、江戸時代中期の出来事のため沢山の絵巻で残っています。この絵巻を見ていると広島県三次市の「稲生物怪物語絵巻」を思い出しました。

4.自然科学とばけもの
江戸時代後期になると、ばけものも科学的に分析されていき次第にその話を語られることも少なくなってきました。

端的にそれが表されているエピソードがあります。

福岡藩第10代藩主黒田斉清が長崎オランダ商館医師シーボルトに対して、文化10(1813)年に筑前国御笠郡山家宿で起こったバケモノ騒動に対して質問しています。
斉清はその騒動で「だつ」と呼ばれた化け物とは、残された足跡からみて、正体はオランウータンではないか?という問いかけをシーボルトにしたという記録が残っています。シーボルトは、オランウータンはボルネオしかいないので違うだろうと答えています。

ここでは、得体がしれない不可思議なことや、ばけものについて当時なりの合理的な出来事に組み立てなおして、なんとか理解しようとする時代の流れを感じることができます。

福岡市博物館の常設展示観覧券は200円でしたが、この「福岡のばけもの」の展示をみるだけで払って良かったと思えました。妖怪好きの方は是非是非会期中に行くべきだと思います。

ところで、怪奇談絵詞に興味が湧いてきました。参考文献を当たってみるかなあ。


テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2007/08/21(火) 18:41:41|
  2. 博物館・美術館探訪
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唐招提寺金堂平成大修理記念 国宝 鑑真和上展

主要な用件を済ませた後、空き時間を利用して、福岡市博物館に行って特別展を見てきました。

元々そこまでして見に行こうと思っていたわけではないけど、いきつけの床屋のおばちゃんが見たい見たいと言っていたので、少し気になっていたのです。

この展示の目玉はなんといっても国宝である鑑真和上像ですが、それを別格としてもすばらしい文化財を多く展示していました。

個人的には、黄金の亀に載った舎利容器(平安時代後期の作で、鑑真和上将来の如来舎利三千粒を据えるもの)、四天王立像(奈良時代、木造に乾漆の塑形を併用する珍しいタイプ)、五大尊像(南北朝期)などが記憶に残りました。大好きな明王達(不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王)がいると気分がいいですね。
200708211836562




そして、鑑真和上像です。
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鑑真の寿命が長くないと知った弟子達がなんとか、師のその姿をこの世に止めておきたいという強い意志を持って作ったものです。これは肖像彫刻の最古の1つであり、最高傑作の1つであるのは間違いないでしょう。

じっくりと見れば見るほど、鑑真の落ち着いた物腰、柔らかな表情、首から肩に掛けての太く力強い筋肉を感じます。あとで図録で確認すると、たしかに睫毛とあごひげの白髪がみてとれます。なんと写実的な。

今回の展示の契機となった唐招提寺の金堂の修理についても、過去の修繕を丹念に調べて、今回の大修理を生かしているのがよくわかりました。平成21年に修理が終わった後に現地に行ってみたくなりました。

非常に良い展示だと思います。こないだの空海といい最近の福岡市博物館は素晴らしいですね。



テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2007/08/21(火) 18:36:56|
  2. 博物館・美術館探訪
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観世音寺 碾磑(てんがい)

福岡県太宰府市にある観世音寺の境内に、碾磑(てんがい)とよばれる大きな石臼があります。
観世音寺講堂ブルーシートがある所に碾磑あり


詳しくは下記の解説を読んでもらえばわかるのですが、おそらく日本で一番古い石臼だと考えられています。その碾磑は普段は上下に組み合わされています。今回、それを調査のため九州歴史資料館があけていたのを、その場で見せていただいたので、画像をあげておきます。ある意味大変貴重かもしれません。

碾磑が実際、何をすりつぶしていたのかが、今回の調査で解れば面白いですね。臼表面を見ると綺麗に摩耗していることがわかります。あと、上臼の穴の近くには、目立てが入っていないことも注目されます。

今後の研究に期待してます。

碾磑の下臼部 


碾磑の上臼部、拓本採取中



碾磑の解説太宰府市文化ふれあい館HPより)

 観世音寺講堂の前面の西南隅に、一組の花崗岩製の碾磑があります。上臼の厚さ約25cm、下臼の厚さは約30cm、直径は約1mもあり、他に類例をみない大形のものです。

日本で最初の碾磑は、610年(推古18)に高句麗僧曇徴(どんちょう)が造ったことを『日本書紀』は伝えていますが、これがその実物かどうかはわかりません。

江戸時代、貝原益軒は『筑前国続風土記』の中で、この碾磑が観世音寺造営の折に朱を挽いたもの、と紹介しており、「天平石臼」あるいは「鬼の石臼」とも俗称されています。
http://dazaifu.mma.co.jp/museum/ktengai.html




テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2007/08/21(火) 10:28:55|
  2. 筑紫の文化財
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九国博「日本のやきもの」展見学

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○太宰府天満宮側からは便利なエスカレーターがあります

200708200233052

○エスカレーター終わるとこんどは移動通路。至れり尽くせりです

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○特別展示会場入り口

宝満山研究会が終了した後に近くまできたついでに、九州国立博物館の特別展「日本のやきもの」を見学してきました。会館以来つっぱしって来た九国博さんもさすがにネタ切れ感が否めないかな。

どうしても優品の展示は、美術展示的になるので仕方がないことかもしれません。個人的には雑器も併せて展示したほうが、より優品の良さが際だつような気がします。

余談ですが、なぜかこの会場で知り合いのご夫婦に2組も会いました。いやー意外や意外。なんか気まずいのは何でだろうか。
あと、今回は展示を見に行って、図録を買わなかったひさびさのケース。なんでだろうね。(苦笑


テーマ:展示会、イベントの情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2007/08/18(土) 23:33:06|
  2. 博物館・美術館探訪
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第11回宝満山研究会例会

今回、初めて宝満山研究会に参加しました。前から興味はあったのだけど、中々参加するタイミングがつかめなかったのです。

今回は、白山に登った報告をするということで重い腰を上げました。
ちなみに、白山とは、石川県、福井県、岐阜県の3県にまたがる成層火山で、泰澄上人により717年(養老元年)に開山された霊山として有名です。古くから信仰されており、山頂付近には加賀国の一宮である白山比神社の奥宮がある。

内容は下記の通りです。

1. はじめに
2. 宝満山護持と登山形態の変遷について
  西鉄山友会 副会長 伊藤博紀さん
3. 白山登拝
4. 次回例会日 10月20日第3土曜日



2の報告では、伊藤さんの40年間にわたる宝満山の登山と保護について、とても興味深い話を聞けました。

a.山小屋の設置の苦労
 初代プレハブ、二代目ログハウス。いずれも西鉄山友会で募金を集めて設置。維持も同様のため各人持ち回りで管理人をしているとのこと。

b.ゴミとの戦い
 ゴミ箱を置いていたが、あまりのゴミが多いので対応できず。途中からゴミ持ち帰り運動を推進してここ10年間はずいぶん改善した。

c.悩みのトイレ
 登山者の5%が登頂したときにトイレ大をつかう。当初はくみ取りだった。途中で簡易水洗にした。最終的には貯めて上澄みを流す方式。これも利用者のマナーが悪く、生理用品やゴミ袋により年間何度も掃除する必要があり大変。バイオトイレは魅力的だが、電力がかかるのとメンテ維持に課題がある。

d.登山に関して
 良かれと思ってやる行為が迷惑行為に当たることが多い。例えば、新規ルートの開拓。(事故を誘発する危険あり。)勝手に山の植生を無視した草木を植える。(植生破壊)草木の伐採。(山崩れや石畳の破壊に繋がる)など、本人は良かれと思ってしていることが、裏目にでているケースが多い。
 また、登山者が増加したことによってマナーが悪い人も増えている。マナーが悪くなったというよりは、総数が増えることによる弊害だと分析されている。

聞けば聞くほど、苦労が沢山ありそうですが、それを超えての宝満山への愛情を感じました。

3の白山登拝の報告は、画像をプロジェクターで映しながらのものでした。霊峰白山の魅力がよく分かりました。白山と宝満山の対比が面白かった。でも、宝満山を3回あがるだけのしんどさって大変でしょうね。

簡単な比較

・白山  
  国立公園 財団で運営 泰澄上人により717(養老元年)年に開山
・宝満山 
  県立公園 神社で運営 心蓮上人により、673(白鳳二)年に開山



 

テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2007/08/18(土) 20:47:13|
  2. 研究会
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母とお遍路を行く 第1章 -第1~5、23、22、20番-

親孝行の題目で、母親を乗せて愛車のアウトバックで四国にお遍路にいくことになりました。本日、午前7時に実家の福山をスタートして高速道路を通り四国に渡り、午後9時過ぎ帰着しました。 走行距離780km。

行ったお寺は第1~5、23、22、20番札所です。
第1番笠和山霊山寺
 まずはスタート。板野ICを降りて左手に向かってしばらくいくと道路沿いにあってすぐわかります。第1番ともあって、お遍路グッズが大量に売っております。

第2番日照山極楽寺
 ここで母親が持ってきていた納経帳が役に立たないのが判明しました。和紙ではなくて、普通の紙だったので、吸収が悪いのです。ここで金色の新しいタイプの納経帳に変更しました。納経所のお姉さんが親切でタダで書き直してもらいました。大事なことなんどえ1番札所に戻ってもう一度書いて貰いました。

第3番亀光山金泉寺
 西に向かっていき、金泉寺に到着。新しい山門が目立っています。

第4番黒厳山大日寺
 大日寺は少し平地から山手をあがって山際にありました。寺のまわりに水路が回っていました。

第5番無蓋山地蔵寺
 地蔵寺で、今後の作戦を立てました。このまま6番に向かうよりも遠くの薬王寺に行っておこうということになりました。

第23番医王山薬王寺
 薬王寺は本尊に薬師如来をご本尊にしていることからも分かるとおり、厄除けで有名です。母親が是非ここに参っておきたいということで優先的に回りました。厄除坂には男坂、女坂があり、厄払いのために階段には一円玉が沢山落としてありました。

ここから先に少し行きましたが、大雨のため引き返しました。

第22番白水山平等寺
 階段のよこに白水の井戸があり、ここの水は万病に効くと言われています。階段を上がってとたん雨に打たれてしばらくは足止めされました。

第20番霊鷲山鶴林寺
 それにしても20番札所の鶴林寺は凄かった。標高570mの頂上にあって、登るまで凄いワインディングでした。お経所の締め切り時間がギリギリだったので余計に焦りました。古くから信仰を集めているお寺なので、伽藍がきちんとしておりいい状態で保存されている点が素晴らしいです。

さて次はいつお遍路にいけるでしょうか。

テーマ:寺巡り - ジャンル:旅行

  1. 2007/08/13(月) 22:56:52|
  2. お遍路
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高橋 学

Author:高橋 学
筑紫の地ではや15年。月日は百代の過客。

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