西都大宰府の空に

西都大宰府を中心に文化財、史跡、名勝、研究会等を紹介していきたいと思います。更新ペースは気ままにまったりの予定。

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奇想の図譜

九州国立博物館で伊藤若冲の展示をしたときに購入した文庫。

若冲のことだけではなく、白隠、写楽、北斎のことや日本のデザインの歴史について「奇想」の系譜について書いてある本。ちょこちょこと読んでいたけど先日やっとすべて読了。

おもしろいなあと感じたのは、日本の見立ての文化。直接描写することは逆に失礼にあたる場合もある。神事などはあえて仮物をつかうことで、神様は喜ぶのだという概念が一般的だったというのはおもしろい指摘ではないだろうか。

たしかに、弥生時代から造られてきたミニチュア土器のたぐいはまさにそれではないだろうか。あれはその小ささにより、実用品ではないと皆に認識されたからこそ、神前へ捧げられたのだろう。

話を若冲に戻すが、九国博で見た若冲の絵はすごく迫力だった。とくにその幻想的なまでのリアリティへのこだわりと画面の構成の巧さは、純粋に驚きだった。
僕は、「鳥獣花木図屏風」の迫力とそのユーモアにまいってしまった。枡目描なんて技法が江戸時代からあることにも感じ入った。

奇想の図譜 (ちくま学芸文庫)
奇想の図譜 (ちくま学芸文庫)辻 惟雄

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  1. 2008/12/21(日) 22:10:13|
  2. 読書
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「篤姫と山家宿」平成20年度秋期企画展 筑紫野市歴史博物館

先日、筑紫野市歴史博物館でやっている展示「篤姫と山家宿」を見てきた。

目玉は今年のNHK大河ドラマで爆発的に人気がでた篤姫関連だろう。その篤姫一行の記録が宿場町「山家宿」で、旅籠を兼ねていた商家「松尾屋」の「大福万控帳」に記載されていることがわかった。

篤姫が江戸に上った1853年(嘉永6年)9月2日(新暦10月4日(火曜日))の宿泊者名簿の中に「薩摩御姫様 御登り達」の文字があり、家来7人が泊まったことが記されている。お供の位により、宿泊料金が異なることもわかる。

どうやら、篤姫は別の上級宿に泊まったと考えられるので記録が残っていないようだ。下茶屋(薩摩屋)があやしい。

ちなみに、篤姫は同年8月21日に鹿児島城を出発した。出水、熊本(8月29日)を通って山家に至り、9月29日に京都・伏見、10月23日に江戸に到着したことが史料で確認できる。

展示してある資料のほとんどが1個人のものとのことだ。大変な資料だと思う。

関係ないけど、西郷隆盛・高杉晋作・平野國臣の指名手配用の似顔絵はおもしろい。本物なのかがよくわからなかったが。

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/12/04(木) 00:50:34|
  2. 博物館・美術館探訪
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高橋 学

Author:高橋 学
筑紫の地ではや15年。月日は百代の過客。

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